逆子のお灸

これから逆子のお灸の具体的な方法をご説明いたします。
この方法を自分で試す場合には、各自の自己責任として、不利益が生じた場合でも、当方は一切責任をもちませんのでご了承の上、以下へおすすみください。
主治医にご相談なさってからおこなうことをおすすめします。

 概略

※ 至陰への施灸
※ 頻度 2日毎
※ 成功率 75−85パーセント
※ 現在知りうる限り副作用の報告はない


 1 いつおこなうか

まず、胎児が起きている(なんだか活動している感じ)の時の方がより効果があると考えます。
一日のうちのこの時間というのはありませんが、最初は午前中におこなうことをおすすめします。
その理由として、お灸をすると、多くの人がその場で胎児が動くのを実感します。中にはこの動きが活発で、お腹が張ったように感じ心配になる方も少なくありません。
この場合には、安心のためにきっと受診をなさるでしょうから、病院の診療時間を見越した時間帯におこなうのがよいと思うのです。
同じような理由から、定期健診日の数日前から行うのが良いと思います。そうすれば正常な位置に戻ったかどうかも確認できます。


 用意するもの

シール台座付お灸
灰皿
ライター
ピンセット
水にぬらしたハンカチ


 至陰の場所

足の小指外側で爪の生え際



 お灸をする

姿勢は仰向けでも坐位でもかまいません。
ツボにお灸を貼り火をつけて燃え尽きてさめるのを待つだけです。
途中、どうしても我慢できないときには、その時点ではがしてピンセットなどで摘まんで剥し中断してもかまいません。
もしも熱さを感じない場合には、繰り返し行います。

その後しばらくの間、横になってお休みください。
逆子矯正のためにこういう体位で寝なさいと指導を受けている人は、その体位でお休みください。

続く