産後の骨盤補正

出産のために弛んだ骨盤は、産後徐々に引き締まった関節へと変化します。
このような変化は自然のことであり、本来工夫しなくても大丈夫なはずですが、まれにうまくゆかないケースがあります。
その場合にはいくつかの工夫が必要になってきます。

 母乳はでていますか?

母乳の状況は、骨盤の引き締めに影響力を持ちます。これは、母乳を分泌させるプロラクチンというホルモンに「靭帯」の性質を妊娠前の状態にもどす働きがあるからです。
このプロセスが十分でないと、出産直前のように骨盤の固定力が弱いままで、いわゆる骨盤が(開いた)状態のままとなるのです。

 骨盤が開いたままというのはどういうことでしょう。

骨盤が開いているというは、骨盤周径として大きいとか小さいとかを問題にしているのではありません。
関節にはそれぞれ引き締める方向と弛める方向があります。
手首を例に説明をすれば、手首を反らす方向が「締める」方向で、手首の内側にひきつける方向が「弛む」方向です。
試してみればわかりますが、締める方向に力を加えるのは比較的耐えられますが、弛む方向は「壊れそう」な感じがして、あまり力をかけられません。武道の関節技は弛む方向へ関節をねじり相手を制圧するわけですが、極端に行うと脱臼や捻挫がおこる方向が弛む方向です。

開いているという表現は、脱臼や捻挫などの障害の有無に関わらず固定力が弱く、弛んだ状態の関節を意味しています。

 立っている状態かで骨盤を判定すると

簡易な骨盤開きの判別法

1 足の親指側(内側)の小指側(外側)に加重が多い。
2 つま先より踵に加重が多い

3 妊娠中に太ったが産後の体重減少がほとんどない。

↑このような傾向の人は骨盤が開いている可能性があります。



矯正施術(製作中)
補正体操(製作中)
骨盤輪固定ベルト

トップに戻る